ニューエラ(NEW ERA)のキャップといえば、つばの上に貼られた「サイズシール」が印象的です。サイズを分かりやすく示すためのものですが、今ではニューエラのキャップといえば、このシールを思い浮かべる人も多いでしょう。中には、シールをあえて剥がさずに残し、ファッションの一部として楽しむ人もいます。ここでは、サイズシールの歴史や役割、種類、そして「剥がすべきかどうか」という気になるポイントについて解説します。
サイズシールの歴史
-
初期のサイズ表記
ニューエラは1920年に創業しましたが、当時は現在のようなサイズシールは存在していませんでした。キャップの内側にサイズを示すタグが縫い付けられており、外からサイズを確認することはできませんでした。
-
サイズシールの導入
サイズシールが導入されたのは1980年代後半から1990年代初頭のことです。キャップを手に取った際にひと目でサイズを確認できるようにするのが目的でした。当初のシールは非常にシンプルで、サイズのみが記載されていました。
-
モデル別のシールデザイン
2000年代に入ると、ニューエラはキャップのモデルごとに異なるデザインのサイズシールを採用し始めました。例えば、59FIFTYには金色のサイズシール、9FIFTYには銀色のサイズシールが使われるようになり、消費者はモデルごとの違いを視覚的に認識しやすくなりました。さらに、9FORTYや9TWENTYといった調整可能なモデルでは「ADJUSTABLE」と記載されたシールが付けられるなど、用途に合わせたバリエーションが展開されています。
9THIRTY/9TWENTY/9FORTY/CASUAL CLASSICを見る
サイズシールの役割
サイズシールは、単にサイズを示すだけではありません。モデルの識別や正規品であることの確認、さらにはファッション的な要素としても機能しています。特にストリートカルチャーにおいては「シールを残したままかぶる」スタイルが浸透し、シール自体がひとつの個性として楽しまれています。
サイズシールは剥がすべきか?
サイズシールを剥がすかどうかは、完全に個人の好みです。
-
剥がさない場合
シールを残すことでニューエラらしい雰囲気を強調できます。特にストリートカルチャーでは、シールをあえて剥がさないスタイルが広く浸透していきました。
-
剥がす場合
シンプルにかぶりたい方や、コーディネートになじませたい方は剥がして使うのもおすすめです。つばがすっきりとし、幅広いスタイルに合わせやすくなります。
また、中にはサイズシールを剥がしたあと、つばの裏に貼り直して楽しむ人もいます。見た目にはすっきりさせつつ、シール自体は残したいというこだわりから生まれたスタイルです。
いずれの方法も間違いではありません。自分のスタイルや気分に合わせて、好きな楽しみ方を見つけてみてください。
サイズシールの種類
-
59FIFTYサイズシール
サイズ調整のないフィッテッドモデル「59FIFTY」には、金色のサイズシールが付けられています。ブランドを象徴する定番モデルならではのデザインです。
-
9FIFTYサイズシール
スナップバック仕様の「9FIFTY」には、銀色のサイズシールが使用されています。59FIFTYに並ぶ人気モデルで、シールも個性を持っています。
[画像4]
-
ADJUSTABLEサイズシール
9FORTYや9TWENTYなどの調整可能なモデルには、「ADJUSTABLE」と記載されたシールが付けられています。フリーサイズ仕様で、多くの人にフィットするモデルです。
MLB承認シール
MLBチームモデルには、正規ライセンス商品であることを示すホログラムシールが貼られる場合があります。これはつばの裏側に配置され、MLBロゴやライセンス情報が記載されているのが特徴です。正規品かどうかを確認するための目安にもなるため、購入時にはチェックしておくと安心です。
デザインは丸型の野球ボール柄が主流ですが、四角い銀色ホログラムなど例外もあります。キッズモデルや別注・コラボでは付かない場合もあります。
サイズシールとMLB承認シールの違い
サイズシールは、つばの表側に貼られてサイズやモデルを示すものです(モデルによっては裏側に貼られる場合もあります)。一方、MLB承認シールはつばの裏側に貼られ、正規品であることを証明します。役割も貼られる位置も異なるため、混同しないよう注意が必要です。
まとめ
ニューエラキャップのサイズシールは、サイズ表示という実用的な役割に加え、モデルの個性を表す要素やファッションの一部としても受け入れられています。59FIFTYの金色シールや9FIFTYの銀色シール、ADJUSTABLEなど、モデルによってデザインが異なるのも魅力のひとつです。また、MLB承認シールは正規品を確認する重要なポイントにもなります。シールを剥がすか残すかは自由ですが、その役割や種類を知っておくことで、キャップ選びをより安心して楽しむことができるでしょう。
オンスポッツ 公式オンラインショップを見る
オンスポッツ 楽天市場を見る
オンスポッツ Yahoo!ショッピングを見る
オンスポッツ ZOZOTOWNを見る